新商品は再来店の理由に直結!
消費者が惣菜パンを購入する動機とは
新作パンへの消費者の好感度と、惣菜パンの購入心理に関するデータを見ながら、消費者の考えを見てみましょう。
消費者に対してパン屋の新作に対する調査を行ったところ、約77%の消費者がパン屋の新作を好意的に受け止めていることが分かりました。新作パンは、消費者に期待感を与え、飽きのこない魅力的なお店作りに大切な要素だとわかります。
また、パンの種類の豊富さが再来店の動機に繋がるかどうかの調査結果でも、約9割の方が「種類が豊富だと再来店したい」と回答があり、新しいパンを食べてみたいという意欲があるとことがわかります。これらの結果から、消費者にとって新作パンや種類の豊富さは来店の動機として非常に重要な要素ということがわかります。
そこで、今回ベーカリーパートナー編集部では、新作パンの開発の提案として、惣菜パンに注目してみました。惣菜パンのラインナップを増やすことで、消費者のニーズに応え、新規客、リピーターの獲得につなげましょう。
購入は何が決め手?消費者の考えを分析
惣菜パンは、パン屋さんに行くと必ず買うという方が約45%、2~3回に1回は必ず買うという方が約30%と、消費者にとって定番の商品のようです。
惣菜パンを購入する動機として、「食べたときの満足感があるから」が約50%、「1食分になるから」が40・4%という結果になりました。
惣菜パンは、朝食やランチだけでなく、おやつや合間の食事にも適している、手軽さも人気の理由ではないでしょうか。
そして、「好きな具材が使われていたから」が約52%という結果で、消費者の惣菜パンを購入する動機としては1番高い結果となりました。新作の惣菜パンを開発する際は、消費者の好みをしっかりと把握することが大事ということがわかります。惣菜パンの具材に関する詳しい調査結果は次ページで紹介しています。また、家族が好きだからという理由は約18%で低い結果となり、自分で食べるようとして購入している方がほとんどということがわかります。個人的な好みに合わせた商品開発が大事です。
これらの消費者の惣菜パン購入の動機を分析することで、売り上げアップにつながるヒントを考えてみましょう。
気になる考察は本誌にて!
ベーカリーパートナー64号の購入はこちら>>