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原材料高騰による経営への影響 

値上げをしないとパン屋さんがもたない!



原材料高騰による危機的状況の確認と消費者の値上げの意識から「パン屋さんの値上げ」を分析してみました。
 

小麦や原材料の高騰によるパンの値上げの必要性

 

小麦の政府売買価格は年2回、4月と10月に改訂され、直近6ヶ月間の平均買い付け価格によって制定されます。農林水産省が発表している小麦の売買価格のグラフを見ると、ここ1年で4割ほど値上がりしています。また、次回の10月期には昨今のウクライナ情勢や円安の影響から、これまでよりも大幅に値上げすることが懸念され、小麦粉の値段が上がることは必須です。さらに、小麦だけではなく他の原材料や食品の値上げも相次いでいます。

パンの販売価格の見直しをしなければ、パン屋さんの経営状況にも影響が出てしまいます。値上げといっても、顧客離れが気になって、なかなか値上げすることを躊躇してしまうというパン屋さんも多いでしょう。では実際に消費者は値上げについてどう思っているのかを調べてみました。

 

消費者はパン屋さんの値上げにどこまで気付いているのか

 

原材料高騰の影響で値上げに踏み切っているお店が多い4月のタイミングで、パン屋さんによく行くパン好きの主婦に、ここ1ヶ月でよく行くパン屋さんが値上げをしたかどうか確認しました。すると、4割近くが「値上げしていると思う」と答えました。気付いたきっかけとして一番多かったのは、「いつも買っているパンだから気付いた」という答えで、好きでよく購入するパンは値上げに気付きやすいようです。値札の記載金額の変化から気づいたと答える人もいました。一方で、「値上げ自体したかどうかわからない」という答えも3割近くありました。値上げの有無を答えられたパン好き主婦は7割弱いましたが、残りの3割は値上げの有無に確証を持てなかったということになり、意外とパン屋さんのパンの値段の変化に気付きにくい消費者層もいることが判明しました。パン屋さんには商品が多数あり、一品一品の値段に注目していない場合や、一部商品の値上げであれば気付きにくい場合があるのかもしれません。消費者が値上げに気付いたとして、値上げによる消費者の購買行動の影響が大きく出るのなら躊躇するパン屋さんも多いでしょう。次のページでパンの値上げによる消費者への影響を検証します。

 

 

消費者はパン屋さんのパンを値段だけでは判断しない!値上げによる消費者への影響は本誌にて!



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