原材料高騰・電気料金の値上げ・・・逆風が吹く今、パンの値上げ対策に迫る!

2011年01月01日

進む円安、原材料高騰。

値上げ対策に迫る!

~値上げ手法は複数アリ!どれを選択するかがポイント~
 


 

 

主婦1,111人に聞きました!

『トレーを使うパン屋さん』の利用頻度を調査し、『月に一回以上利用する』パン好きな主婦808人に追跡アンケート!ツイセキ

 

電気を作る化石燃料やパンを作る食材は、海外輸入でまかなうのが現状だ。円安が進行するほど、パン屋はジワリジワリと真綿で首を締められるかのようなダメージを受けることが想定される。一方、好景気の兆しへの期待感から、主婦の財布の紐は徐々に緩んでくることが期待される。こうした経済状況の中、パン屋はどうするべきか?

 

 

原材料高騰・電気料金の値上げ。逆風が吹く今、パンの値上げに関する調査を実施!!

 

主婦の見解VSパン屋さんの見解

 

 パンが日本に渡来して以来、今日まで惣菜パンをはじめとする日本特有のパン文化が生まれ、定着してきた。生活に密着しているパンだからこそ、手軽に食べてもらいたい。

そんな経営者の信念と企業努力のもと、パンの販売価格は過剰に乱高下することなく、世の中への美味しいパンの浸透を支えてきた。しかし、原材料高騰、電気料金値上げ、未だに抜け出せないデフレと、日本を取り巻く経済状況は厳しく、パン業界がアベノミクス効果を感じられるまでにはまだ、時間がかかりそうだ。

このままでは企業体力で勝る大手ホールセールによる価格競争に淘汰されて、リテイルベーカリーが日本から減少してしまう不安は拭えない。

それでは、日本人が培ってきたパン食文化が乏しいものにもなりかねない。果たして値上げは消費者にとって
〝悪〟なのか。

どんなに考えても見つからない答えに対して、編集部は思い切った行動に出ることにした。つまり、パン屋さんと主婦に対してそれぞれ、『パンの値上げに関してホントの所どう思っているのか』直接聞いちゃいました!



 

「仕方が無いと思う」とお答え頂いた方に聞きました。何割程度の値上げであれば妥当だと思いますか?

(パンの味・量は変化しない)n650

 


1割程度の値上げなら、88%の主婦が許容!

 ただし、値上げの方法は多岐にわたる。地域性やメイン顧客年齢層も店舗によってマチマチだ。ここは、お店に合った方法を選ぶべきだろう。そこで編集部は5パターンの値上げ方法を考え、一部パン屋さんを利用した後のお客様にアンケートを行う出口調査を実施してみた。




 

編集部が考える、パンの値上げ方法5パターンはベーカリーパートナー5号で紹介
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