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ル・クロワッサン 南 卓治さん

 


挑戦心と直感で生まれた 言わずと知れた有名店


大阪を中心に10店舗1工場の11拠点を展開し、手のひらサイズの小さなクロワッサン「プチクロ」で人気を博すル・クロワッサン。10店舗の中には、郊外大型店舗や都心小型店舗、カフェスタイル店舗やプチクロ専門店などがあり、店舗ごとに異なる雰囲気を楽しむことができる。創業から32年、関西では知らない人はいない有名店へと成長させたのがオーナーの南卓治さんだ。話をうかがってみると、町の小さなパン屋さんや複数店舗を展開している中規模パン屋さんなど、様々なスタイルのパン屋さんにも共通する店づくりやチームづくりのアイデアを聞くことができた。 ガソリンスタンド業を営む父の元で生まれ育った南さんは、学生時代から車の整備などを手伝っていた。大学卒業後も父の会社でしばらく働いていたが、1973年に起きたオイルショックが転機となる。会社は「食」の世界へ参入し、和食レストランや居酒屋など事業を拡大した。その後、南さん自身が先頭に立ちベーカリー事業を立ち上げる。なぜ、パン業界へ挑戦しようと思ったのかを尋ねると、「これから業界として伸びていくだろうという直感で決めました」とのこと。事業立ち上げ当時はパン業界について何も知らない状態だったという南さんだが、とにかくやってみようという想いでニューヨークへと赴き、ファーストフードスタイルの「ル・クロワッサンショップ」と業務提携すると、日本でパン屋を始めた。当時ニューヨークで営業していた「ル・クロワッサンショップ」は対面販売のイートイン型で、パンはアメリカンサイズの大きなクロワッサンやデニッシュが中心。日本でもそのままのスタイルで営業を開始したものの、当時の人々には受け入れられず人気が出なかった。そこで、日本のパン屋さんのようにバラエティを増やし、他店舗との差別化として看板商品であるクロワッサンを小さくして販売した。それが今も圧倒的人気を誇るプチクロだ。この頃から少しずつ人気が出始め、いまでは関西を代表するベーカリーとなった。時代に合わせて様々な営業形態で店舗を増やしながらも、創業当時から変わらないことがある。それは、「商品・サービス・店づくりを通じてお客様、社員、メンバーのみんなの幸せを実現する」という想いだ。この想いに基づいた具体的な取り組み、そして南さんが意識しているという〝効率化と手間〟のバランスについて詳しくお話を聞いた。

誰でもできるちょっとした工夫が お店の価値になる

前述の通り「商品・サービス・店づくりを通じてお客様、社員、メンバーのみんなの幸せを実現」という想いが、ル・クロワッサンの基盤となっている。それを実現するために、大きく2つのことに取り組んでいるという。 一つ目は…………(続く)

 

ル・クロワッサン 鶴見緑地店
●所在地:大阪府大阪市鶴見区浜2-5-5-1F
●立地:Osaka Metro長堀鶴見緑地線「鶴見緑地駅」から徒歩2分
●人口:大阪市2,743,599人(2020年3月時点)
●開業年:2003年5月
●定休日:年始1~3日、不定休
●従業員:30人(販売25人・工場5人)
●営業面積:60坪(売場20坪・イートインスペース20坪・工場20坪)
●日商:平日30万/土日60万
●客単価:800円
●オーブン台数:2台
●ミキサー台数:1台
●パンの種類:90種類

【PANメンバーズ問合せ先 事務局】
https://pan-mbs.com/
TEL:06-6131-5600

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