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Boulangerie Parigot 安倍 竜三シェフ

技術は早さ!早さは技術! 仕事として成り立たせる 為に美味しいパンを早く つくることが大事!





祖父も父も従妹も兄さんも姉さんも医者だったので、小さいころは自然と医者になれるものだと思っていました。中高一貫の学校に合格して京都から滋賀まで一時間かけて通学していたのですが、途中駅には楽しそうな誘惑がいっぱいあって年頃の私は下車して遊んでしまうわけです(笑)。案の定遊び過ぎた付けが回り、中1で単位が足りないから留年か公立の中学校に戻れという三行半が突き付けられたんです。結果公立に戻るのですが遊びにブレーキがかかることもなく、中3の9月に反省しろという意味で香川県のとある道場に島流しに(笑)。
ここでは畑を耕したり、ユンボで地ならししたり、烏骨鶏の卵を取ったりいろいろやりました。他にも職業訓練で役立てばということで立派なパン工場があり、ここで焼き上げたパンを職員の人が売りに行っていました。14歳の私はここに配属されて毎日パンを焼くようになりましたから、これがパンとの出会いですね。常勤のチーフにコンサルタントの方が指導に来られていて、体制もしっかりしていたことを覚えています。チーフとの世間話でチーフの給料が35万と知り、中学生の私には大金に思えていい仕事だなと思いました。しかも「中には50~60万もらっている人もいるんだぞ」とチーフが言うもんだから、夢が膨らみましたね。








中学を卒業して道場の職員の方に中卒からでも入れる製パン学校を一緒に探していただいたんです。夜間で2~3校ありましたが、「ムッシュ・f 製パン技術訓練塾」をご紹介いただき、12期生としてお世話になりました。1991年4月15歳のことです。
通常この塾は2年程度の実務経験がないと入塾できなかったのですが、福盛先生も中卒でこの業界に入られていて、私と同じ境遇だということで救いの手を差し伸べていただけたと聞いています。まさに異例なことでした。2か月間の講習では各メーカーの技術者の講義やフランス人パティシエを招いた講義があったり一日中焼き続けることもあり、製パン理論から実技までパンに関わる全てのことを学びました。少し先の話に...

 

安倍 竜三

1976年3月10日生まれ39歳。京都生まれ。15歳でパン業界に入り、ムッシュf 製パン技術訓練塾、ビゴの店、ムッシュfブレッドファクトリーで修行を重ね、青い麦では18歳にして製造責任者に就任。麦の花で3店舗立ち上げ統括製造責任者を務めた後。1998年21歳渡仏。2001年25歳の時にルーアンにある国立製菓製パン学校・INBP(イー・エヌ・ベー・ペー)にてフランスでパン屋さんを開業する資格のCAP(セーアーペー)と職業学習証書であるBEP(べーウーペー)を取得。その年にフランスで開催された第一回クロワッサンコンクールで入賞し、職人部門を獲得。帰国後、再び麦の花で統括製造責任者として復職し3店舗を立ち上げ、2005年にはブーランジェリーパリゴを開業。2011年・2013年にはモンディアル・デュ・パンの日本代表として活躍され、若くして24年の職人歴を持つ実力派シェフの一人。




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