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「第 2 7 回 カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト」 2 部門の大賞は 敷島製パン㈱ の 塩田 和枝 氏と ブーランジュリー グラン オム の 小嶋 慎 一郎 氏 に決定!

2019年07月05日

 

カリフォルニア・レーズン協会は、2019年6月14日(金)、15日(土)の両日、

「第27回 カリフォルニア・レーズンベーカリー新製品開発コンテスト」の最終実技審査を
日本パン技術研究所(東京都江戸川区)で実施し、大賞2名を含む合計11名の入賞者を決定、表彰しました。

 

本コンテストは、カリフォルニア・レーズンを使った新製品の開発とその商品化を目的に実施、
27回目の今年は、

「ホールセール/コンビニエンス製品部門」
(工場生産ラインで製造、完全包装し、卸で販売するパン)と、
「フレッシュ/インストア/リテール製品部門」
(ベイクオフやオールスクラッチなどで生産し、無包装で販売するパン)

の計2部門で作品を募集しました。
その結果、日本全国から計169作品の応募があり、
第一次書類審査で選出された21名のファイナリストが最終審査に臨みました。

ファイナリストたちは2日間に渡る計7時間以内に作品を製作し、作品の製作意図や特長などについての

プレゼンテーションを行いました。その後、質疑応答と試食審査が行われました。
審査は製パン技術関係者6名のほか、カリフォルニア・レーズン協会駐日代表の
ジェフリー・マクニールが審査員長を務めました。



審査の結果、カリフォルニア・レーズン大賞は、ホールセール/コンビニエンス製品部門では
敷島製パン㈱塩田和枝氏の『大人のレーズンチーズティ ~悪魔のささやき~』が、
フレッシュ/インストア/リテール製品部門ではブーランジュリー グラン オム 小嶋慎一郎氏の

『マリアージュ・ドゥ・レザン』が受賞しました。

この2名を含む11名の入賞者には、楯と、副賞としてカリフォルニア・レーズンの故郷「カリフォルニア州フレズノへの研修 旅行」が贈られました。


表彰式では、カリフォルニア・レーズン協会駐日代表ジェフリー・マクニールが、「このベーカリーコンテストは今回で27回目を迎えました。これまで、大変多くの才能あふれるブーランジェの皆様と一緒に取り組んでこられたことは、
カリフォルニア・レーズンの業界にとって大変名誉なことです。今年の最終選考に残った作品は実に優れたものばかりで、日本全国から参加されたファイナリストの皆様の独創性と高い技術が反映されていると感じました。過去の当コンテストの入賞者で、その後、クープ・デュ・モンドなどパンの世界大会で日本代表に選ばれた方が何名かいらっしゃいますが、今回のファイナリストの中からも、そういった世界大会に挑戦する方が出てくることを願っています。パン作りで名高い国をはじめ、世界各国を旅してきた私自身の経験から申し上げますと、日本の製パン技術、またブーランジェの質は、世界ナンバーワンだと言えます。日本は今、観光ブームを迎えており、世界各国からの観光客が押し寄せています。そういった観光客の皆さんに、日本のパンをぜひ試してほしいと思います。今年の秋に開催されるラグビーワールドカップ、また来年の東京オリンピックは、日本のブーランジェの優れた製パン技術や世界レベルのパンが作られていることを示し、世界中により多くの日本のパンのファンを増やす、またとない機会になることと思います」と挨拶しました。

また、審査員を代表して、一般社団法人日本パン技術研究所 常務理事 井上好文所長が、「最終 選考に残った21名のファイナリストの皆さんには、それぞれの思いが込められたカリフォルニア・レーズンの特性を生かしたパンの作り方、そして製品を披露していただきました。全員が、レーズンを主役としたパンの個性を高めるために、レーズンの美味しさを引き立てる、あるいはレーズンの美味しさと調和する様々な 食材を上手に併用していました。私が把握した範囲だけでも、チーズ類、チョコレート類、ナッツ類、 フルーツ類、あるいはハーブ類など、少なくとも52種類の食材が利用されていました。受賞作品だけでなく、21作品すべてが、パンの持っている潜在力の一部をアピールすることができる、極めて貴重な製品だと 思いました。皆さんには、これらの製品を一人でも多くの消費者に楽しんでいただけるよう、大切に育てて いっていただきたいと願っております」と、総評を述べました。

今回の受賞作品は、これから続々と発売開始される予定です。カリフォルニア・レーズン協会は、今後もカリフォルニア・レーズンの使い方や新製品開発のアイデアを提供してまいります。